マイクラ統合版(スイッチ・スマホ・PS5・PC)・教育版の/tellrawコマンドの解説です。このコマンドを使用すると、通常の `/say` や `/tell` でメッセージを送った際に必ず表示されてしまう発言者名のカッコ([サーバー] や コマンドブロックの [@])を完全に消去し、文字だけを直接チャット欄に表示させることができます。さらに、JSON(ジェイソン)オブジェクトという特殊な書き方("rawtext")を記述することで、文章の途中で綺麗に「改行」を入れたり、各プレイヤーがゲーム内で使用している言語(日本語や英語など)に合わせてテキストを自動翻訳して表示する高度な仕組みを作ることができます。配布ワールドのゲームナレーションや、本格的なミニゲームのシステムメッセージを自作する上で欠かせない、テキスト演出の最上級コマンドです。
【実行例】全プレイヤー(@a)に対して、発言元(カッコ)を表示させずに「ゲームマスター:こんにちは!」という文字だけをチャット欄に綺麗に表示させます。
⚙️ /tellraw コマンドの構文(書き方)
統合版の `/tellraw` コマンドは、送信相手を指定した後、必ず複雑な中カッコや角カッコを組み合わせた「JSONオブジェクト」の形式でメッセージを記述するルールになっています。
💡 各引数の詳しい意味と設定ルール
| 引数名 | 記述ルール・値の例 | 詳しい効果と役割(説明) |
|---|---|---|
| <target: target> (送信相手) |
@a (全プレイヤー) @p (最寄りのプレイヤー) |
必須項目です。メッセージを届けたい対象を指定します。統合版(Bedrock Edition)では、ターゲットセレクターを使用する場合、必ずプレイヤーを対象とするセレクターでなければなりません。(モブや他のエンティティを指定して実行することはできません)。 |
| <raw json message> (JSONメッセージ) |
{“rawtext”:[{“text”:”文章”}]} {“rawtext”:[{“translate”:”翻訳キー”}]} |
必須項目です。送りたいテキストをJSON形式のオブジェクトデータで指定します。統合版では必ず全体を {"rawtext":[ ... ]} という決まったキーワードで囲む構文解析ルールがあります。この中に、通常のテキストを表示する "text" や、自動翻訳を呼び出す "translate" などのコンポーネントを配置します。 |
🔍 ここが凄い!他のチャットコマンドとの最大の違い
`/say` や `/tell(/msg)` コマンドをコマンドブロックで動かすと、以下のように機械的な名前(カッコ)が強制挿入されてしまいますが、`/tellraw` なら映画の字幕のような「完全なナレーション」を演出できます。
[@] まもなくボス戦が始まります!
⭕ /tellraw コマンドの場合(カッコが消えて自由な装飾が可能):
⚠️ 警告:まもなくボス戦が始まります!
🛠️ コピペで使える!実践コマンド実例集
統合版のチャット欄やコマンドブロックにそのままコピー&ペーストして使える、実戦向きの記述パターンです(カッコの位置やダブルクォーテーションの付け忘れに注意してコピペしてください)。
文章の中に「`\n`」を挟むことで、チャット欄に表示される際にそこが自動的に改行されます。コマンドブロックをいくつも並べることなく、長文のルール説明やプロローグのテキストを流したいときに非常に便利です。
Java版ではJSON内で色指定(color)を行う必要がありますが、統合版の/tellrawでは、通常の装飾コード「§」をテキストの中に直接入力して色を変える仕様になっています(例:§9で青色、§aで黄緑色)。RPG風のメッセージが一瞬で作れます。
"translate"(ローカライズ機能)を利用した高度な例です。マイクラのシステムに元々登録されている翻訳キー(例:chat.type.announcement = 四角カッコで囲んでアナウンスする形式)を呼び出し、引数(with)の中身を流し込みます。日本語でプレイしている人には日本語、英語でプレイしている人には英語の四角カッコ形式に自動で最適化されて表示されます。
🛑 コマンドが失敗する・文字が出ない時のチェックポイント
`/tellraw` コマンドはすべてのコマンドの中でもトップクラスに構文エラーを起こしやすいコマンドです。動かない場合は以下をチェックしてください。
- 「rawtext」の綴りや大カッコを忘れている:Java版の構文(例:
{"text":"〜"})をそのまま持ってきても統合版では動きません。統合版では必ず大元の部分を{"rawtext":[ ... ]}と角カッコまで正確に記述する必要があります。 - ダブルクォーテーション(”)が全角になっている:文字を入力する際、
”や“のように全角の引用符になってしまうと構文解析不能エラーになります。記号やカッコ類は必ずすべて「半角英数」で入力してください。 - 宛先(target)に対応するプレイヤーがオンラインにいない:対象セレクター(@aなど)を入力していても、誰もワールドに入っていない状態のコマンドブロックからテスト実行しようとすると、対象が見つからずエラー(失敗)になります。
⚠️ 前提条件
※このコマンドを実行するには、世界の「チートの実行」がオンになっており、プレイヤー(またはコマンドブロック)が「必要権限レベル 1」以上(オペレーター権限)を持っている必要があります。Java版(必要権限レベル2)よりも低い、統合版の基本チート権限(レベル1)で実行可能です。実行制限はなく、チャット欄から直接手動で打ち込んでテストすることもできます。
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