マイクラ統合版(スイッチ・スマホ・PS5・PC)・教育版の/titlerawコマンドの解説です。このコマンドを使用すると、通常の `/title` コマンドのように画面上に大きな文字を表示できるだけでなく、中カッコなどを用いた「JSON(ジェイソン)形式」で記述することで、現在のスコアボードの数値やプレイヤー名をリアルタイムで文章内に埋め込んで表示させることができます。さらに、プレイヤーが使用している言語(日本語や英語など)に合わせたメッセージの自動翻訳(ローカライズ)にも対応しています。RPG風のステータス画面をアクションバーに常時表示させたり、ミニゲームの勝者の名前を大画面で発表したりと、ワンランク上の高度なゲーム演出を自作する上で欠かせない最上級コマンドです。
統合版(Bedrock Edition)には、画面に文字を出すコマンドが2種類存在します。目的によって使い分けましょう!
• /titleraw(当ページ):中カッコなどを使った「JSON形式のテキスト」を表示します。
多言語への自動翻訳機能(translate)を組み込んだり、スコアボードの点数をリアルタイムで画面上にデカデカと表示させたいような、一歩進んだ高度なギミックを作る場合に使用します。
• /title:「普通の文字(プレーンテキスト)」をサクッと表示します。
文字の色や太さを変えたいときは、文字の前に装飾コード「§」を直接置くだけなので、手軽で初心者にも扱いやすいのが特徴です。
【実行例】ワールド内の全プレイヤー(@a)の画面中央に、太字(§l)かつ水色(§b)で「GAME START!!」という大きなタイトル文字を表示します。
⚙️ /titleraw コマンドの主要な構文(書き方)
`/titleraw` コマンドも、表示させる場所(タイトル/サブタイトル/アクションバー)の指定や、時間の調整を行う基本的な流れは `/title` と同様ですが、メッセージ部分が必ず {"rawtext":[ ... ]} という特殊な書き方になります。
/titleraw <player: target> <titleLocation: TileRawSet> <raw json titleText: json>
/title <player: target> times <fadeIn: int> <stay: int> <fadeOut: int>
/titleraw <player: target> clear (文字を即座に消去)
/titleraw <player: target> reset (時間設定を初期化し、サブタイトルを空白化)
💡 各引数の詳しい意味と設定ルール
| 引数名 | 記述ルール・値の例 | 詳しい効果と役割(説明) |
|---|---|---|
| <player: target> (対象プレイヤー) |
@a (全員) @p (最寄りの一人) |
必須項目です。文字を表示させたい送信先のプレイヤーを指定します。統合版の仕様上、ターゲットセレクターを使用する場合は必ずプレイヤーを対象とするものでなければなりません(モブなどを指定することはできません)。 |
| 表示場所のモード (titleLocation) |
title / subtitle / actionbar | どこに文字を出すかを選択します。 ・ title:画面中央に超巨大表示。・ subtitle:タイトルの下に小さく添える文字(※注意:単体では画面に出ず、次に「title」が実行されたときに一緒に浮き出てくる仕様です)。・ actionbar:アイテム欄の上に独立して小さく表示。 |
| <raw json titleText> (JSONメッセージ) |
{“rawtext”:[{“text”:”文字”}]} {“rawtext”:[{“score”:…}]} |
必須項目です。表示したい文章をJSONオブジェクト形式で指定します。統合版では必ず全体を {"rawtext":[ ... ]} で囲む必要があります。通常の文字列を表示する "text"、名前を代入する "selector"、数値を出す "score"、自動翻訳を呼び出す "translate" などを角カッコ内にカンマで区切って並べることで、1つの滑らかな文章に合成できます。 |
| times時の引数 (fadeIn / stay / fadeOut) |
10 70 20 (デフォルト) 0 40 0 (パッと出て消える) |
文字が表示される時間を「ティック(1秒=20ティック)」という単位の整数で調整します。 ・ fadeIn:文字がフワッと浮き出るまでの時間。・ stay:はっきり表示され続ける時間(デフォルト70ティック=3.5秒)。commanded・ fadeOut:フワッと消えていく時間。 |
🎨 画面を彩る!装飾コード(§)の入力方法と特殊ルール
Java版の `/titleraw` では文字色をJSONのプログラム(colorキー)で指定しますが、統合版の `/titleraw` では、通常のチャットと同様に「§(セクション記号)」をテキスト内に直接埋め込んで色や形を変える仕様になっています。
• PC(Windows/Mac)/スマホ(iOS/Android): キーボードで「せくしょん」と入力して変換すると簡単に「§」が出せます。
• ニンテンドースイッチ: 文字入力画面で「記号」ボタンを押し、一覧表の中から「§」を探して選択します。
• PS4 / PS5: キーボード画面の「記号」カテゴリ、または予測変換の記号一覧から入力します。
※どうしてもゲーム機で出せない場合は、記号を入力したコマンドブロックをPCやスマホ等からワールドへ持ち込むか、キーボードをゲーム機に繋いで入力するのがおすすめです。
表示したい文字のすぐ手前に § + 割り当て文字 を置くことで、それ以降の文字に効果が適用されます。(例:§c危険 ⇒ 危険)
| コード | 効果・役割 | 画面での見え方(表示イメージ) |
|---|---|---|
| §c | 明るい赤色(警告・エラーなど) | ⚠️ 警告メッセージ |
| §e | 黄色(コイン・重要事項など) | 現在のコイン:50枚 |
| §a | 黄緑色(回復・ミッション成功など) | ミッションクリア! |
| §b | 水色(システム・アナウンスなど) | ゲームを開始します |
| §l | 太字(ボールド)にする | 文字が通常より太くなります |
| §o | 斜体(イタリック・ナナメ)にする | ナレーション文などにおすすめ |
| §k | 難読化(文字が超高速でシャッフルされる) | ■☠🌀▲(バグ・古代文字の演出用) |
| §r | リセット(色や太字を通常の状態に戻す) | ここから元の文字に戻ります |
※色コードと装飾コード(太字など)を組み合わせる場合は、必ず §l§cGAME のように「色」と「装飾」を2つ並べて記述します。また、一度色を適用した後に、文字を通常の白に戻したい場合は末尾に §r を挟みます。
🛠️ コピペで使える!実践コマンド実例集
チャット欄やコマンドブロックにそのまま貼り付けて、すぐに高度なゲームシステムを演出できる実践例です。中カッコやダブルクォーテーションのペアに注意してコピペしてください。
リピートコマンドブロック(常にアクティブ)で実行するのに最適な例です。「money」というスコアボードの値を取得し、「現在のコイン: [各々のスコア] 枚」という文章に合成してアクションバーに表示し続けます。"name":"@s" にすることで、見ているプレイヤー本人のスコアが自動的に表示されます。
② /titleraw @a title {“rawtext”:[{“text”:”§c§l役職発表”}]}
先に①(subtitle)を実行し、次に②(title)を実行します。"selector":"〜" コンポーネントを使用することで、指定した条件(例:「人狼」タグを持つランダムな1人)の最新のプレイヤー名が文章の途中に自動でガッチャンコとはめ込まれます。固定の文章しか出せない `/title` では不可能な、ゲーム制作に必須のテクニックです。
"translate"(ローカライズ機能)を利用した高度な例です。マイクラに最初から登録されている翻訳データ(例:ベットに入った時のアナウンス構文)を呼び出し、引数(with)に文字を流し込みます。これにより、日本語設定のプレイヤーには「[システム] 全員がベッドに入りました」、英語設定のプレイヤーには「[システム] 全員 is now sleeping」のように、相手の環境に合わせて文字が自動変化します。
🛑 画面からはみ出る問題と、改行コード(\n)の注意点
`/titleraw` で表示する文字が長すぎる場合、画面の左右からはみ出して読めなくなってしまう点は `/title` と同じです。
ただし、通常の `/title` では改行コード(`\n`)を入れてもエラー文字としてそのまま表示されてしまいますが、/titleraw コマンドであれば、”text” の中身に「`\n`」を記述することで、文章を綺麗に2行に改行して画面に出すことができます!(例: {"text":"1行目\n2行目"})。大画面で長いナレーションや複数行にわたるクエスト指示を出したい場合は、`/title` ではなくこの `/titleraw` を使って改行を活用するのがセオリーです。
⚠️ 前提条件
※このコマンドを実行するには、世界の「チートの実行」がオンになっており、プレイヤー(またはコマンドブロック)が「必要権限レベル 1」以上(オペレーター権限)を持っている必要があります。Java版(必要権限レベル2)よりも低い、統合版の基本チート権限(レベル1)で動作します。JSONのダブルクォーテーション(”)を全角で書いてしまったり、大カッコの数を間違えると構文解析エラーになり一切文字が出なくなりますのでご注意ください。
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