マイクラ統合版(スイッチ・スマホ・PS5・PC)・教育版の/damageコマンドの解説です。指定したプレイヤーやモブに対して、自由な数値(ハートの量)を指定して直接ダメージを与えることができます。単に体力を減らすだけでなく、「何が原因でダメージを受けたのか(奈落、炎、落下など)」を設定したり、「誰が攻撃したことにするのか(攻撃者の指定)」を設定したりできるため、自作の特殊魔法や高度な罠の仕掛けを作るのに最適なコマンドです。
【実行例】一番近くのプレイヤーに「10(ハート5個分)」のダメージを与えます。その際、ダメージの原因を「近接攻撃(entity_attack)」とし、最も近くにいる「ゾンビ」が攻撃してきた扱いにします(ログにも反映されます)。
⚙️ /damage コマンドの構文(書き方)
単純にダメージを与える書き方と、攻撃者(原因となったモブなど)をはっきりと指定する2つの組み立て方があります。
📋 引数(設定値)の詳しい条件とルール一覧表
コマンドの各パーツに指定できる数値やターゲットセレクターの仕様と制限ルールです。
| 引数名(パーツ) | 指定できる形式 | 詳しいルールと必須条件 |
|---|---|---|
| <target: target> | プレイヤー名、@p、@e など | ダメージを与えたい対象(エンティティ)を指定します。統合版(Bedrock Edition)では、複数のモブやプレイヤーをまとめて対象に指定できます。 |
| <amount: int> | `0` ~ `2147483647`(整数) | 与えるダメージの量を指定します。数値「1」につきハート半分(0.5個分)が減少します。マイクラのシステム制限上、最大で2147483647までの32ビット整数を指定可能です。 |
| [cause: DamageCause] | あらかじめ用意された原因ID | ダメージの種類を決定します。指定した原因によって、プレイヤーが倒れたときの「死亡メッセージ(〇〇は溶岩に溶けた、など)」が変化します。省略も可能ですが、攻撃者を指定する場合は必須となります。 |
| <damager: target> | プレイヤー名、ターゲットセレクター | `entity` というキーワードの後ろに記述します。このダメージを「誰が与えたことにするか」という攻撃者の設定です。PvPミニゲームでキルログ(誰が誰を倒したか)を正確に記録したいときに非常に役立ちます。 |
💥 [cause] に指定できる代表的なダメージ原因ID一覧表
設定することで死亡メッセージや演出を偽装できる、公式のアドオンドキュメントに登録されている主な原因(一部抜粋)です。
| 原因ID(入力する単語) | どのようなダメージ扱いになるか(説明) |
|---|---|
| entity_attack | モブやプレイヤーからの通常攻撃(近接攻撃)によるダメージ。 |
| fall | 高所からの落下によるダメージ。 |
| lava | 溶岩(マグマ)に触れたとき、落ちたときのダメージ。 |
| void | 奈落(世界の底の空気がない空間)に落ちたときのダメージ。 |
| magic | ポーションや魔法効果などによるダメージ。 |
🛠️ コピペで使える!実践コマンド実例集
チャット欄に入力したり、コマンドブロック(衝撃やリピートなど)に組み込んでそのまま使える、ダメージ演出の実践例です。
配布ワールドの「ハズレルート」や「制限時間切れ」のデスギミックに最適な書き方です。最も近くのプレイヤー(@p)に「9999」という超大ダメージを与えます。原因IDを void(奈落) にしているため、プレイヤーがどんなに強力なエンチャント防具(ダメージ軽減など)を着ていても、全ての防御性能を完全に無視して確実に一撃で仕留めることができます。
リピートコマンドブロック(遅延設定あり)と組み合わせて使う、環境ダメージ用の書き方です。ワールドにいる全員(@a)に対して、数値「2(ハート1個分)」のダメージを与えます。原因を magic(魔法) に設定しているため、攻撃を受けたプレイヤーの画面にはポーションを浴びたときのようなエフェクトやログが自然に適用されます。
構文②の「攻撃者の指定」をフル活用したPvP・対戦ゲーム向けの高度な書き方です。最も近くのプレイヤーに「5(ハート2.5個分)」のダメージを与えますが、その原因を近接攻撃(entity_attack)とし、攻撃者をコマンドを実行した本人(@s)としてシステムに登録します。これにより、このコマンドによって相手が倒れた際、画面に「〇〇は(自分の名前)によって殺害された」と正確なキルログを表示させることができます。
⚠️ 注意点
※このコマンドを実行するには、世界の「チートの実行」がオンになっており、実行するプレイヤーが「オペレーター(管理者)」権限を持っている必要があります。また、クリエイティブモードのプレイヤーに対してコマンドを実行した場合、ダメージ設定や各種ログの処理は行われますが、プレイヤーの体力自体は減りません(無敵状態が優先されます)。
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