マイクラ統合版(スイッチ・スマホ・PS5・PC)・教育版の/gamemodeコマンドの解説です。このコマンドを使うと、自作したビヘイビアパック(アドオン)やスクリプトAPI(JavaScript等)の動作が、ゲーム内で仕様通りに正しく機能するかを自動検証・テストすることができます。あらかじめ用意した構造物(テストエリア)を瞬時に呼び出し、モブの挙動やブロックの反応をプログラム的にテストして不具合(バグ)を検証するための、上級クリエイター・開発者向けの特殊コマンドです。
【実行例】現在プレイヤーがいる最も近くの範囲にある特定のGameTestエリアを起動し、設定された自動検証テストプログラムを一斉に走らせます。
⚙️ /gametest コマンドの主要なサブコマンド(書き方)一覧表
`/gametest` の後ろに続けて記述するキーワード(サブコマンド)の種類と、それぞれの具体的な機能の一覧です。
| サブコマンドの書き方 | 詳しい効果とゲーム内での挙動(説明) |
|---|---|
| /gametest run <テスト名> | 指定した名前のGameTestをワールド内に生成し、テストを単体で即座に実行します。 |
| /gametest runthis | 範囲内に配置されている、自分に最も近い場所にあるGameTestエリアを対象にテストを実行します。 |
| /gametest runthese | プレイヤーの周囲の一定範囲内にある、すべてのGameTestを一括で同時に実行します。 |
| /gametest runset <タグ名> | 特定の「タグ」が指定されているGameTestグループだけを狙って、まとめて実行します。 |
| /gametest pos | 最も近くにあるGameTestエリアに対する、現在のプレイヤーの相対的な座標をチャット欄に表示します。 |
| /gametest clearall [半径] | 指定した半径内(省略時はワールド全体)にあるGameTest用の検証用構造物をすべて綺麗に消去(クリア)します。 |
| /gametest create <幅> <高さ> <奥行> | 指定したサイズ(ブロック数)の、新しい空のGameTest用検証エリア(白い枠線で囲まれた空間)を地面に作成します。 |
🛠️ コマンドを動かすための必須条件とシステム要件
/gametestコマンドは通常のワールドでそのまま打っても機能しません。動かすために必要な開発環境の設定条件です。
| 必須の設定・項目 | 詳しい解説と開発ルール |
|---|---|
| 実験的ゲームプレイの有効化 | ワールドの設定画面で「ベータAPI(Beta APIs)」または「GameTest Frameworkを有効化」のトグルスイッチを必ずオンにする必要があります。 |
| 自作ビヘイビアパックの適用 | バージョン1.19.40以降、マイクラ標準の公式テストデータはゲーム内から削除されたため、現在は自身で構築したビヘイビアパック(manifest.jsonで@minecraft/server-gametestモジュールを依存関係に登録したもの)の導入が必須です。 |
| JavaScriptでのテスト登録 | アドオン内のスクリプト(例: `Main.js`)で `GameTest.register()` 関数を用いてテスト名や「〇〇秒以内にモブが特定のエリアに到達したらテスト成功(succeedWhen)」といった検証プログラムを記述しておく必要があります。 |
🛠️ コピペで使える!実践コマンド実例集
自作アドオンのJavaScript(Script API)やモブのAI挙動テストを、ゲーム内で実際に検証・クリアする際の実践例です。
GameTest Frameworkを使った開発の第一歩となる書き方です。実行すると、プレイヤーの目の前に「幅5マス、高さ5マス、奥行き5マス」の白い枠線で囲まれた特別なGameTest構造物(テスト用空間)が一瞬で生成されます。この枠の中に、テストしたい回路やモブの障害物などを設置し、上部にあるストラクチャーブロック(GameTestブロック)を操作してテストデータを保存・登録します。
アドオン内のスクリプトコードを書き換えたあとに、最も多用するデバッグコマンドです。実例1で作った枠線の近くに立って実行すると、自分から一番近い場所にあるGameTestが自動で検知され、一瞬で初期状態にリセットされた後に検証プログラムがスタートします。コードに書いた成功・失敗の条件が満たされると、チャット欄に「〇〇 passed(成功)」などのデバッグ結果がリアルタイムで表示されます。
開発中のワールドの負荷を減らし、中身を綺麗に保つためのクリーンアップ用コマンドです。このコマンドを実行すると、ワールド内に残されたGameTest用の白い境界線ボックスや、テスト中にスポーンして残ってしまったモブ、検証用のブロック群がすべて跡形もなく、自動で綺麗に消去(クリア)されます。テストを何度も繰り返してワールドが散らかってしまった時に必須のテクニックです。
⚠️ 注意点
※このコマンドを実行するには、世界の「チートの実行」がオンになっており、実行するプレイヤーが「オペレーター(管理者)」権限を持っている必要があります。また、GameTestシステム(Script API)はSwitchやPlayStationなどの家庭用ゲーム機(コンソール版)では完全にはサポートされておらず、主にWindowsパソコン版やiOS/Androidモバイル版のアドオン開発環境で利用される技術となっています。
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